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大分県漁業協同組合

大分県、そして漁業の未来のために。

イベントに参加し、確かな手応えを実感

私がレッツゴーおおいたと関わるようになったのは、大分県漁業協同組合の代表理事組合長に就任した2021年からです。決して長い付き合いという訳ではありませんが、大分県を盛り上げたいという熱い想いや、設立のきっかけ(佐伯市鶴見の魚を広めるため)を聞き、その志に深く共感しています。

また、東京タワーのイベントに参加したことも、レッツゴーおおいたの本質を理解するきっかけになったように思います。幅広い世代で賑わっている会場の熱気を肌で感じる、提供した魚について率直な意見を聞く、日本を支える企業のトップなどそうそうたる面々と話をする―そんな貴重な経験を通して、レッツゴーおおいたのこれまでの歩み、その成果を目に見える形で実感することができました。まさに、百聞は一見にしかず、です。

大分県内にもレッツゴーおおいたの輪を広げたい

レッツゴーおおいたは、これまで「おんせん県おおいた地獄蒸し祭りin東京タワー」、「アメリカ大使公邸 独立記念パーティー」など県外イベントを精力的に行ってきましたが、今後は県内イベントにも力を入れてほしいと思っています。県内での知名度を上げることが、会員や協力者の獲得、より強固な基盤づくりにつながるからです。

また、レッツゴーおおいたの活動が、県民の皆さんにとって“大分県の素晴らしい資源を再認識するきっかけ”になればこれほど嬉しいことはありません。特に大分県が全国に誇る魚に関しては、食生活の変化、調理への苦手意識などが原因で、食べる機会そのものが減っています。食べる機会さえあれば、多くの人に美味しい、また食べたいと思って頂けるのに、と自信があるだけに残念でなりません。

大分県漁業協同組合も手軽に食べられる加工品の販売や、料理教室の開催などの普及活動を行なっていますが、まだまだ足りません。レッツゴーおおいたの移動式寿司トレーラー「すし虎」にもぜひ“魚を食べる機会の提供”に一役買ってもらえたらと考えています。

レッツゴーおおいたのイベントには、大分県が誇るブランド魚を提供。かぼすブリかぼすヒラメ、別府湾のちりめん、ひがた美人(牡蠣)など、どれも好評を博している。

レッツゴーおおいたの発展に期待

私が理事を退任したのは、レッツゴーおおいたに新たな風を吹き込みたいと思ったからです。経験値も大切ですが、これまでとは違う目線が入ることで、いい意味での化学反応、さらなる発展のきっかけが生まれれば、と願っています。

もちろん、今後も会員としての協力は惜しみません。各種イベントに魚を提供するだけでなく、大分県を盛り上げるイベントを企画するなど積極的に動いていきたいと考えています。

大分県の水産業界を、ひいては大分県全体を盛り上げるために今後もレッツゴーおおいたと共に歩み続けます。

大分県漁業協同組合と大分

大分県は素晴らしい水産資源を有しています。地域ごとに特色ある漁業が行われ、魚種も豊富です。さらに、関あじ、関さば、城下かれい、カボスぶり、カボスひらめなど全国に通用するブランド魚も数多く育っており、これほど海の幸に恵まれた県はないと自負しています。
しかし、一方で、漁獲量の減少、燃料や資材の高騰など水産業界を取り巻く環境は決して楽観視できるものではありません。今後は組合員の所得向上のために、これらの課題とどう向き合っていくか、それが非常に重要であると考えています。
また、後継者不足も深刻です。漁業学校で後進の育成に力を注ぐと共に、漁業の素晴らしさ、やりがい、魚の美味しさを広く伝えてことが急務となっています。
そのためにもレッツゴーおおいたをはじめ、多くの力が必要です。様々なイベントを通して、大分県の魚、漁業について知ってもらい、その魅力を伝えていきたいと思っています。
2023年現在は、天皇皇后両陛下も出席される大規模イベント「全国豊かな海づくり大会(2024年秋開催予定)」の準備に追われています。


代表理事組合長

中根 隆文

1959 年 3 ⽉2日⽣まれ。⼤分県杵築市出⾝。杵築市で⼩型底びき網漁業を営む。2012 年より杵築地区漁業運営委員⻑、⼤分県漁協組合理事を務めた後、2021 年⼤分県漁業協同組合代表理事組合⻑に就任。現在に⾄る。

因みに、現在も杵築地区漁業運営委員長です。